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10代らしい、引き締まった美しいカラダをしていた。
完全に成長を終えた、だがまだ下った事のない絶妙な時期。
年齢をこれからカラダに纏って行く寸前の完成された肉体。
「何だ。頭の上から足の爪先まで、人間の女じゃないか?」
「それは不満? 本気で言っているなら、病院行ったら?」
栗色の茶髪、耳下に切り揃えたショートカット。
きっつい目つきに、ツンとした鼻筋に薄い唇。
謀らずも、女は俺のドストライクだった。
でも、こいつを選んだのは、容姿、カラダ、性別でじゃない。
今、この時、俺は絶妙のタイミングで今日を選んだ。
だって、お前、あの後、ホントは死んでたから。
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