第三話 スケープゴート(贖罪のヤギ)

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「悪い、お前しかいないんだ」 「……いいよ。私、行くとこないし」 俺に肩を貸して、あいつは俺に付いて来た。 あいつは名前を言わなかった。 だから、丁度空いてた名前で呼んだ。 「女渦(ジョカ)って名前で呼んで良いか?」 「貴方がそう呼びたいのなら」
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