小さな友達

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うちの居候はとても偉そうだ。寝る時は僕の布団のど真ん中で眠るし、朝は五時に僕を起こす。僕やヤツに特段の予定があるわけではない。単なるご飯の催促だ。たまには自分で用意してみろよ、と思いつつ、僕は眠い目を擦りながらご飯を用意する。それをヤツは特にありがたがるわけでもなく、真顔で食す。 「うまいか?」 と尋ねてみるも素知らぬ顔だ。そんな生活はかれこれ四年ほど続いている。
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