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もう、起きようと思って体を起こすと、慶子が俺の手を掴んで体重をかけた。
「起きちゃうの?」
「触んな、いきなり!」
思わず、警戒してまた強く言ってしまって罪悪感を覚える。
慶子は俺の胸に抱き付いて来た。
いや、ここは強く言って正解だ。
完全にじゃれついて来ている。
「もうちょっと、一緒に寝てたいの」
「やめろって、引っ付くな」
無邪気な笑顔で、離れず俺の肩を揺さぶる。
俺の心も揺れていた。
どこまで、何を、慶子にして良い。
キスだってしたい。
胸だって、揉みたい。
ハダカだって見たい。
『このまま一緒に寝てたら、我慢なんて出来ねえっつぅのぉお』
「襲っちまうぞ……」
冗談っぽく、結構本気で言った。
「いいよ。私、強いですから」
どういう意味だよ。
そう思いながら、慶子の腕を捩って仰向けに組伏せてキスをした。
慶子の唇を強引に重ねて、唇に舌を挿し入れながらか、ゆっくり首筋に唇を下して舐めついた。
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