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「きゃっ、やっだ。くすぐったい」
慶子は、押さえ付ける俺の腕を押し返して、あっという間に俺をひっくり返して逆にマウントポジションを取った。
「ふふっ、邦仁さんには負けないもん」
どういうつもりだよ。
喧嘩強 ぇのは分かっている。
力だって、男並みに強いのも。
でもよ。
お前、俺と何がしてぇんだよ。
「あんま、ナメんなよ」
俺は、慶子の力づく手腕を払って、慶子の肩を掴み寄せて、またキスをした。
慶子の身体を横に倒して、また覆いかぶさって、上着を胸の下まではぐって止めた。
「降参するか?」
「……しないもん」
イラッとして、そのまま一気に脱がそうかと思って、止めた。
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