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『やあ、また会ったね』
3日後。
ねうに見つかってしまった。
ねうみたいに弱い男の子は嫌い!
僕はそう言った。
ねうはショックを受けたらしく、その場から動かなくなった。
僕は無視して先を急ぐ。
でも、ちょっとだけ気になったから、茂みに隠れて様子を伺った。
すると、またしても複数のガラの悪いネコに囲まれている。
ねうの特技は、絡まれることなのだろうか?
……今回だけは助けてやろう。そう思っていたら、ねうがネコたちに飛び掛かった。
目には涙を浮かべている。
僕は足を止め、じっと見守った。
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