リミット

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ーーーーーーーー二日目の晩。  体の虫刺されが酷く痒みと痛みが再び襲いかかって来た。 「痒いっ、、、、もう駄目だ。気が狂いそうだ」  体の周りの虫たちが耳元で羽音を立て、三十分おきに全身が痒みに襲われ目を覚ます。  身体が痒い、、、、、、、、そう言えば炭を体に塗れば虫除けになると聞いた覚えがあったな。  そんな事を思い出していたが、 炭どころか火も無い。火が有れば煙等で虫も寄って来ないはずである。 「、、、、、ははっ。火なんて道具も無しに熾せる訳がない」  砂浜で寝ていた男は自分が刺されていない箇所がある事に気がついた。 「背中は刺されないのにな、、、、、、地面だから当たり前か、、、、」
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