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「割る力が無い、、、、、、水、、、、、とにかく水が飲みたい」
早朝、まだ肌寒い朝日を浴びながら森林に向かって歩き出した。
しかし、一時間もしないうちに後悔する事となった。
「痛っっ!!足が、、、、、、何て歩きにくいんだ」
裸足で歩いていた男は木片や石の所為で血を滲ませながら歩いていた。
歩いては立ち止り、常に足元に気をつけないといけなかった為に神経も擦り減った。
ふと何かを踏んだ感触があった。足元を見るとそれはアリであった。
「なんだアリか、、、、、、痛っ!!くそっ何だ体中にアリが!!痛っ痛い!!」
虫に刺された昨日とは違い、皮膚を食い千切ろうとするアリに襲われると小走りにその場を離れながらアリを払いのけた。
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