このカラダは……。

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「まったく、懲りないヤツだな、てめえはよ!!」 「黙れ!!、貴様に封印されるほど柔じゃあないわ!!」 ざんぎり頭にぼろぼろの胴着と袴を着た男が猫又と呼ばれる化け物と対峙している。 男の三倍はある猫又は辺りを威圧感で圧倒していた。しかし、男は力強く一歩を踏み出し、神速の一撃で猫又の胸元を穿った。 男は猫又の胸元から腕を引き抜くと拳に血まみれの勾玉が握られている。 「うおぉぉー、」 男は拳を上に突き上げ、雄叫びを上げたのだった。 これが神宝の一つ猫勾玉。の由来である。 これを失った、猫又は力を無くし、この男の下僕となった。
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