扉の向こう

青い果実

ああ・・・私は、もう興奮をしてる・・・。
惹きつけられるのは処女性なのか・・・ああ、手をのばしたくなる・・・。
honey dew 　　 honey dew・・・

あどけなさとしたたかさがオンナにはあるのかもしれない、成熟してなくてもさ。

しかし、愚かな輩とは一緒にしないでおくれ・・・よ・・・。
スッーと深呼吸すると、扉があるのが見えるのだから。

貴女は前に言っていたじゃない。
女の理性の飛ばし方を、エクスタシーの感じ方を。

動物的に足の指をたてて
漏れそうになる声を押し殺し　あるいは声を隠すために自分の小指を噛むのさ
それを・・・教えたくないのか？　見られたくないのか・・・い？

ああ、いや、やっぱり教えてやって欲しくはないな。

汚れなき乙女を
全く手をかけずに
彼女に・・・魅了されるよ・・・私は・・・。

でも、実行してはならない。
そう。
触れると崩れてしまうだけでなく・・・
汚れてしまうから・・・。

汚してはいけないんだ。
私の・・・大切な・・・。

honey dew 　　honey dew・・・