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「…健くん」
どんな小さなことでもいい。
待っているだけじゃだめだ。
自分から行動に移さなければ、このままでは何も変わらない。
きっと怜斗なら真っ先に行動する。考える前に飛び出して、どこまでも走っていく。
アイツはそういう奴だ。
誰よりもひたむきで、目の前のことしか見えていなくて、そんな真っすぐなところがみんな羨ましいと思うくらい、いつだって眩しかった。
「それが…連絡先は知らないの…。でも、職場なら…」
「それでもいいです!教えて下さい」
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