変わらない愛②

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このご時世なら、ネットで検索すれば一発だろう。 「でも、すぐに会いに行ける距離じゃないけど、大丈夫…? 彼、元々都内で働いていたんだけど…数年前に異動になって今は横浜にいるの」 横浜…。 「健くん、今就職活動で大変でしょう? そんな大事な時に、健くんに負担をかけさせたくないわ。 怜斗のことは大丈夫だから心配しないで。私が…」 「菜々子さん、俺が行きたいんです」 話の続きを待たず、譲れない気持ちで宣言する。 「俺のことは心配しなくて大丈夫です。 それに、近々数日ほど東京に滞在するつもりでしたから」 「…健くん。 本当に…ありがとう…」 菜々子さんの目にはうっすらと涙が滲んでいた。
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