変わらない愛②

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なんて呑気に解釈しながら二人とやり取りを見ていると不意に男と視線が合った。 ハッとなり慌てて頭を下げる。 「突然すみません。瀬川健と申します。怜斗の…」 「友達だろ?」 男は「さっきも聞いたよ」と言って唇を上げた。 そして俺と対面するように身体を向けた。 「どうも初めまして。 不破(ふわ)です。不破、隆二です」 長身の男は少年のように白い歯を見せた。 それは懐かしい気持ちを思い出させてくれるような笑顔だった。
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