変わらない愛②

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簡単に自己紹介した後、隆二さんのPHSにカテ室から呼び出しの電話が入った。 「ごめん、そろそろ行かないと」 今日はやっぱり無理なのか、と肩を落とした俺に隆二さんは優しい言葉を掛けてくれた。 「カテが終わってからでいいなら話を聞くよ。時間大丈夫?」 「は、はい! 今日は何時でも大丈夫です」 「OK。君は彼をムンテラ室まで案内してあげて」 クラークの女性に指示すると、もう一度俺の方を向いた。 「俺が戻るまで待っててくれる? 早めに終わるように頑張るから。じゃ、そういうことで!」 疲れを感じさせない爽快な走りで隆二さんは去っていった。
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