変わらない愛②

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地面に身体を預けているせいか、枯れた草がひんやりしているのがわかる。 腕にちくりとした感触が刺さって、俺は現実に引き戻されるように目を開けたのだけれど、でもまたすぐに閉じてしまった。 『じゃ、そろそろ行くわ。 いつでも遊びに来いよ』 怜斗と会った最後の日。 上京する当日、怜斗の見送りをするためにみんなで空港へ駆けつけた時のことだ。 怜斗は来なくていいと遠慮していたけど、サプライズだと言って会いに来た俺達を見て、まんざらでもないような笑顔を浮かべていた。 『ああ、必ず行くわ。 たまには連絡しろよ』 『もちろん。 …みんな、ありがとうな』
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