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「久しぶりにお前から電話が来た時、泣きそうになったよ。
生きててよかったってマジで思ったくらいだし。
…ありがとうな、連絡してくれて」
「ごめん…心配かけて」
「…いや、いいよ。
お前もいろいろあったんだろ?」
ピクッと怜斗の肩が揺れた。
「帰国するっていう報告より、一番驚いたのは…まさか、お前と白河さんが別れていたなんて…」
「……」
「今でも信じられねぇよ…。
だって怜斗、渡米する前、白河さんに…」
苦し気な顔をする俺を見て、怜斗は視線を逸らした。
「プロポーズする予定だったのに…」
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