変わらない愛③

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「…できなくなったんだよ」 そう言って、自嘲的な笑みを浮かべた。 「どうして…。 だってお前あんなに…。あんなに幸せそうに…」 過去の映像がリアルに頭に浮かんできて、胸が痛い。 沈黙に支配される中、ハッとして怜斗を見上げた。 「まさか、俺が最後の電話で言った言葉を…」 「違う。最後は俺の意思で別れた。 お前が言ったことは関係ない」 「…でも、お前…」
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