変わらない愛③

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感情に乗せられてつい声が大きくなる。 言い終わった後、行き交う人の視線がちらついて少し恥ずかしくなった。 男同士が向き合って言う台詞ではない。 まるでカップルみたいな発言だな。 気色悪、と内心呟く。 怜斗も同じように感じていたのか一瞬顔を引きつらせたが、すぐに表情を緩めた。 「健が変わっていなくて安心したよ。 …ありがとう」 頻繁に連絡は取り合おうと改めて約束し合った後、怜斗は踵を返し最寄り沿線の改札口を目指して歩き出した。
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