変わらない愛⑥

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ガチャリと、寝室のドアが閉まる音が響いた。 白河さんをベッドに運び、出てきた怜斗は憔悴しきっていた。 「…これからどうすんの…?」 二人の空間に入ってはいけないような気がして、玄関先で佇んだまま静かに訊いた。 「…隆二を呼んだ。 まずは葉瑠を診てもらおうと思う」 「…そっか」 室内に鳴り響く雨の音は次第に柔らかくなり、どこかに吸い込まれるように遠ざかっていく。 「なあ、怜斗。 このままでいいはずがないことはお前もわかっているだろ? 落ち着いたら白河さんとちゃんと話せ。 いいか?絶対に二人で納得がいくまで話し合えよ」 そう告げてドアのぶに手をかけると、 「健…!」 背後から呼び止められた。
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