変わらない愛⑥

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「今日は突然呼び出してごめん。 お前にだって先約があるのに…ごめんな」 「…そんなのいいから気にするな。 お前もいい加減体をやすめろよ。…じゃあな」 もう十分苦しんだんだ。 もういいだろ? バタンと、ドアの閉まる音を背に、ふと思う。 ────お前は自分を赦してあげろ。 「それを言えるのは…俺じゃないよな…」 俺が怜斗にできることは何だろう? そう思ったときには、迷いなく携帯の電話帳を開いていた。
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