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僕は、人間。あの子は、ロボット。
『あいつら』が、僕からあの子を遠ざける。
『あいつら』は、人間よりもずっと強くて、賢い。
『あいつら』は、自分達より弱い人間と一緒でいることに、恥を感じていたようだ。
だから、『あいつら』は、自分達と同じであるあの子を、僕から遠ざけようとする。
『あいつら』は、僕があの子のために作ったサンドイッチを、あの子の目の前でひっくり返し、
人間には飲めないと一目で分かる、黒く濁った燃料油を、あの子の前に差し出した。
あの子は、ぐしゃぐしゃになったサンドイッチを見て、とても悲しそうな顔をしていた。
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