12人が本棚に入れています
本棚に追加
/673ページ
12
もはや、何も言う必要は無かった。
俺達はすぐに音の出所へと走り出した。
走り出してから十秒もしないうちに、再び銃声が鳴り響く。同時に水面を激しく叩く音があった。
そのとき初めて、銃がどこに向けられているのかがわかった。
足沼だ。
一体、誰が何のために? そんな疑問が頭の中に浮かんだ。
その疑問は突然浮かんだものであったが、答えの半分はすぐにわかった。
レネだ。
最初のコメントを投稿しよう!