そのいち ゆーれーさん 『8月1日~』

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朝ごはんを平らげ、ほっと一息。 時刻は午前9時。 あっという間に1時間が経ち、やる事もないので 私は愛犬「ルルーイ」と共に散歩に出かける事にした。 ルルーイは私が両親にねだって、飼ってもらった子犬だ。 日々の寂しさを紛らわせたいからか、 必死に両親に泣きついた結果、 見事夏芽家の一員として迎え入れられたのだ。 もちろん、ルルーイの散歩は私の役目。 両親の言いつけをしっかり守り、 うちに来てから毎日私が散歩をしていた。 リードを探し、家リビングに鎮座する小屋に居るルルーイを連れ 外の光がガラス越しに照らしつける玄関へとやってきた。 心なしか、その時の光は いつも以上に強く差し込んでいた記憶がある。
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