1人が本棚に入れています
本棚に追加
朝ごはんを平らげ、ほっと一息。
時刻は午前9時。
あっという間に1時間が経ち、やる事もないので
私は愛犬「ルルーイ」と共に散歩に出かける事にした。
ルルーイは私が両親にねだって、飼ってもらった子犬だ。
日々の寂しさを紛らわせたいからか、
必死に両親に泣きついた結果、
見事夏芽家の一員として迎え入れられたのだ。
もちろん、ルルーイの散歩は私の役目。
両親の言いつけをしっかり守り、
うちに来てから毎日私が散歩をしていた。
リードを探し、家リビングに鎮座する小屋に居るルルーイを連れ
外の光がガラス越しに照らしつける玄関へとやってきた。
心なしか、その時の光は
いつも以上に強く差し込んでいた記憶がある。
最初のコメントを投稿しよう!