Episode1 エステサロンの怪異 Mysterious salon

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また、つまらぬモノを斬ってしまったニャ… 「…(つまらなくないし、切った剣も凄過ぎるでしょ… それ…神器でしょ?)」 『わかるかニャ? まぁ、精霊神って名乗った時点で何持っても神器になるがニャ… 名は“ウァサゴの剣”そのままニャ。 強度と魔力の通りを極限まで高めたオリハルコンの杖。そう…元々は仕込み杖ニャんだが…剣霊まで生まれて、神器になったトンでも武器ニャ!』 胸を張ったり、地面にのの字書いたり、逆ギレしたり忙しい猫ね… 『大きなお世話ニャ! ッタク、久しぶりに地球に帰ってくれば式神だニャんて… 終いニャ依り代がクマ…中身が中年って設定の時点でリアル過ぎて泣けてくるニャ… あ…ところで、 あの人達、ほっといていいのかニャ?』 「あ…忘れてた…」 加奈は2人に駆け寄る。 世知辛い世の中だニャ…多少、人目は引いているが、みんな素通りニャ… 猫はすっかり普通のロシアンブルーに戻り、倒れた女性と憑かれそうになった女性に近付いていく。 「大丈夫ですか?」 「あ…ありがとう?ございます… これって…」 「…信じられないかもしれないけど… そこの草苅さん?は、大量の霊に憑かれてて。あなたに飛び火しそうだったんで、お節介だったかもだけど式神を飛ばしたの…」 「?! … そう…でしたか… やっぱり…」 やっぱりってことは…結構、周りに影響でてたみたいね… 『そうみたいだニャ』
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