第一章 再会

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木に背中を預ける形で座らせ、ナイフは上着で隠した。側らには、屋台で買った商品が置かれおり、傍目には食事を済ませ一寝入りしているように見えるだろう。 (くそ、思いの外時間がかかった。早く!アリバイを!!そうだ!) 思い出したようにポケットからビールを出した。 (出場者でビールを買えば、出店の人も覚えているだろうと買ったこのビールを横に置いておけば、酔っぱらいの完成だ。普通に寝ている人以上に出場者でビール飲んで寝ているやつの方が声はかけにくいだろ。よし!この隙に) 全てのセットを済まし、急ぎベンチに戻った。
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