第三章 後悔

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納賀見誠也、徳井幸恵の兄。 アプリ販売が順調だが、人の心理に詳しくなりたいと言う理由で探偵をやっており、パソコンオタクでタブレット全盛のこの時代に、現場にノートパソコンを持って現れる通称IT探偵として有名らしい。人の心理に詳しくなるのが目的なので、受ける仕事を選ぶため、腕は確かだが、いつも閑古鳥がないている状態だ。 「…。なるほど、それで榊真一さんの無罪を晴らしたいと」 一通り事件の話を聞いて、納賀見は、そう言いながら、天井を仰いだ。 「でも、恵別れたんだよね?」 思わず幸恵が口を出した。
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