第三章 後悔

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「山下雄也と言い合いになり、昔の事もある。おまけに、犯行時刻とおぼしき時間に空白の時間が存在。話の中で恋人に危害を加えられると感じ殺したって流れ自然だと思うけど」 「兄貴!私の知り合いだからって遠慮しなさすぎ!」 幸恵は思わず止めた。 「いいよ。幸恵」 「恵!?」 「確かにそうですね。今まで付き合っていて、あの人がそんな事するはずないだけじゃ、根拠が薄い」 吉原はそこまで言うと、一呼吸置いた。
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