第三章 後悔

10/17
前へ
/64ページ
次へ
「事件当日も?」 「ええ、まあ同僚にはハゲもばれているし、暑くて帰るときには外しましたけど」 「ちなみに山下雄也さんが殺される直前に接触していると聞きましたが、大体何時頃どれくらい会いました?」 納賀見が聞くと、上有は思い出すように天井を仰いだ。 「んー、どれくらいだろ?昼休み入って、一緒に飯買いに行こうと思って玄関口まで来た時にあいつトイレ行くっていいだしたから、そこで別れたかな」 (となると、12時から、数分の間か) 「その後、上有さん自身のアリバイは?」
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加