Black House

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でも何故? 応募の〆切は明後日のはずだ。 もう結果が届くなんておかしな話である。 だけど、今はそんな事は関係ない。 「一人で行くのも嫌だし。交通費も参加費も無料だから、一緒に来てくれない?」 「わかった。お母さんに聞いてみる」 そうして電話を切った。 満里、君が親友で良かった。そんな事を思う。あまりにも調子が良い発言だが、嬉しくて仕方がない。 私は、家に帰るとすぐに母に伝えた。 お母さんは、最初こそ少し反対していたものの、徐々に、引きこもり気味の私がこんなにも行きたがってると言うことで、悩み、最後は、いい返事をしてくれた。 これで『Black House』に参加出来る。 この半年間全くなかった気持ち。何かに解放されるのではないかと思った。 そして、12月24日。 クリスマスイブの日。私と満里は、待ち合わせし、当選者が待ち合わせする駅へと足を運んだ。
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