episode202 誰も見てはならぬ

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「何をおっしゃいます。私たちの間には友情以上の感情は何も」 「よせよ。僕はもう子供じゃない」 それに 僕が一番良く分かってる。 「僕にただの友達が出来ないのは――あの人に似たからだ」 こっちにその気がなくても 良く言えば魅了してしまう。 悪く言うなら 期待させ欲情させてしまうんだ。 「僕もお母様もきっと、そういう星の元に生まれついたの」 男を狂わせ 虜にする魔性。 「淫乱と言う名の星の元にさ」 「和樹坊ちゃまっ……!言うに事欠いてそんなっ……!」
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