結婚してから

5/6
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
退院後すぐに娘と2人の生活が始まり、久しぶりの我が家での生活にも慣れてきた頃、旦那さんの単身赴任も解除されました。形はどうであれ、娘が産まれてからようやく、家族3人の生活ができるようになった事が私はとても嬉しかったです。それからしばらくして、旦那さんが1枚のチラシを持って帰ってきました。そこには「母について話してみませんか?」と書かれていました。内容としては、全5回のグループカウンセリングで母娘問題に向き合うといったものでした。もちろん、私は参加してみることにしました。ただ、娘を預けなければならず、また義母に頼らざるを得ないことに私は少し申し訳なく思わずにはいられませんでした。 そんな思いがありつつも、楽しみにしていた第1回目のグループカウンセリングの日。当日は8人程の参加者と話すことになりました。同じような事を思い集まったメンバーと話せるというだけで、とても有意義な時間に思えました。年齢層は私よりも少し上の方が多く、参加動機としては、今後訪れるであろう介護や親の死について考えておられる方が多かったと思います。私はまだそこまで考えが及ばず、そんな考え方もするようになるのだなぁ~と少し勉強になりました。このようなグループカウンセリングへの参加は初めてだった私ですが、会を重ねるごとに他の参加者とも打ち解けていきました。最終回でファシリテーターをされていた先生からの提案で、5回延長してグループカウンセリングを続けることになりました。メンバーはほぼそのままで場所を変える形になった事で、安心感もあったので残り少ない育休を利用して参加する事にしました。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!