薔薇と蜂蜜

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僕は血管が透けて見えるほど色白のひとみさんの首筋にそっと噛みついた。 噛みついた瞬間に僕の未発達だった牙が覚醒し、ひとみさんの首筋に深く入り込んだ。 「あああ・・・・・・・」 ひとみさんは絶叫したが何故か気持ち良さそうだった。陶酔しているような声に変わっていく。 ひとみさんさんの生き血を吸う僕は本当にバンパイアだ。 ひとみさんの生き血は薔薇の匂いがして、味は甘い。まるで蜂蜜のように美味しい。 僕は結構生き血を吸ってしまった。 ひとみさんは意識を失った。 僕はそっとひとみさんをソファに寝かせた。
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