シャア・アズナブル(機動戦士ガンダムシリーズ)

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おまけ的要素ではあるが、シャアと彼を取り巻く女性陣について書いておこうかなと思う。 まず、散々述べてきたようにシャアの本命はララァ・スンである。これは間違いないだろう。 後付けの外伝等を除くTVシリーズだけを追ってきた身からすると、ララァ以外には必死になっていない、つまり本気になっていないようにしか見えないのだ。 他にシャアが必死になった女性キャラクターというと、ある意味ではセイラ・マスだが、彼女はあくまでシャアの実妹である事から除外とする。 また、ある意味ではキシリア・ザビにも必死になった。しかしこれは復讐のため殺害しようと必死になったわけだからやはり除外しなくてはならない。まぁキシリアはああ見えて24歳であり、シャアとさほど歳も変わらないうえ、小さい頃遊んでもらったらしいのでキャラクターデザインさえ違えば恋愛対象になっていた可能性も否定出来ないが。 さて、1stにて完全にシャアがメロメロデレデレ状態だったララァだが、シャアをアムロの攻撃から庇って死亡してしまった。 その後、シャアは様々な女性の元を渡り歩く事になる。 Zガンダムではレコア、過去の女性としてハマーンが登場。逆シャアではナナイという女性がシャアの実質愛人のような形で活躍し、クェスもシャアに惚れ込んでネオ・ジオン側につく事になった。 つまり計4人の女性がシャアに興味を持ち、惚れ込んだ事になる。 しかし、私から見るとシャアは彼女らを本気にしていなかったというか、鬱陶しがっていたのではないかと思える。比較的ナナイがマシな方だろうが、これに関しては便利に使える部下だったからだろう。 ナナイがクェスに対しジェラシーを感じている事に関してはどうでもよかったのではないだろうか。つまり気付いてもいなかったのだろう。 ナナイが比較的マシなのは、おそらく大人の対応ができる女性だからだと感じる。他の3名はシャアに何かを求めたうえにすごく追ってくるタイプなのだ。 言ってしまえばシャアにとっては別にそこまで好きじゃない女がめちゃくちゃ付き纏ってくる状態である。ほっといても勝手に追ってくる女性はシャアにとっては眼中に無いのである。 おそらく、ララァだけはシャアにとっては「追わせてくれる女性」だったのではないかと思う。母性を求めていたシャアにとっては甘えさせてくれるうえに自分をいいように翻弄してくれる女性だったのだ。 他の4名がシャア以外の男に傾き、いわゆる寝盗られ状態になってもさほどシャアは気にしないだろう。しかし、ララァに関しては戦場でアムロとニュータイプ同士の感応を起こしただけで割って入っている。 シャア目線で比較してみると、 ララァ→余裕があり、自分を翻弄。自分が追う立場になる母性ある女性。 レコア→戦士でなく女として扱ってほしがる。危険を好む性格。自分に失望するまでは追ってきた。 ハマーン→大きな心の拠り所を求めてくる(シャアにとっては自分も心の拠り所が欲しい)。結果的にシャアが棄てたが、再会する事に。 ナナイ→基本的に自立しているが、シャアに依存はしている。 クェス→父性を猛烈に求めて自分の元に。ララァに代わる存在になると猛烈にアピール。 こんな感じである。シャアに追わせているのはララァだけである。 普通の恋愛においても、基本的に相手に追わせた方が勝ちである。それを考えるとシャアの執着のしようにも納得といったところだろうか。 ちなみに、シャアはよくロリコン扱いされるが、どちらかというと母性を求めている事からマザコンではないか?という意見も多々ある。 まぁつまりロリマザコンといってもいいだろう。そういった面をどう解釈するかは視聴者次第と言える。 あと、ある意味で一番意識しちゃってるのはやはりアムロな気もする。まぁこれは女性ではないし、変な方向に話がいきそうになるからやめておこう。b6db4204-b61f-4834-8755-6c073546d0aa
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