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登場作品:乙女ゲーの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
分類:異世界転生チート
職業:ソルシエ王国魔法学園の高校生
立ち位置:悪役令嬢、公爵令嬢
悪人度:C(本来はA)
カッコよさ:A(本来はE)
強敵度:E(本来はA)
存在感:B
作品貢献度:S
演:内田真礼
なろう系!大手小説サイト小説家になろう主流の、異世界転生チート作品群!
そもそも「異世界転生とは何ぞや?」と言う読者の為に説明すると、
要するに聖戦士ダンバインである。
現代日本に生まれた主人公が、西洋ファンタジー風異世界に転生し、活躍するジャンルなのだが、神様から貰った強過ぎる才能で、特に努力せず無双して皆に崇められてハーレム。
ダンバインなら最初からビルバインで、一騎だけノーリスクで常時ハイパー化みたいなものである。
強さと生殖を旨とする動物としては、正しい故に本能的に憧れられるが、作品としての面白さには大いに疑問が有る。
悪役に頭も気合いも使わず楽勝が普通で、脇役は主役を盲目的に持ち上げる。
つまりこの悪役エッセイと、最も相性の悪いジャンルなのだ。
(努力する鬼滅人気は、世間が基本努力しないなろうに飽きたのも有るかも?)
ダイ大に例えれば、ダイがビィト並にモンスター殺しまくり、紋章出しっぱなしで、レオナどころかマァムにも惚れられてて、ブラスやアバンが特に教えず驚くだけで、ポップがまぞっほで成長せず、ダイ凄いと持ち上げるだけ。
クロコダインやヒュンケルやバランあっさりやられて、特に熱い言動せずダイ崇めて味方入りする様なものである。
ネオ富野監督がレビュー書いたフレイザードも、意外な賢さやパワーワードも無いなど、ダイ大の良いところ全部カットした様な、承認欲求に満ちた、安易過ぎるヒロイックファンタジーである。
これはスタートレック二次小説で、作者自己投影したオリキャラ無双する、メアリー・スーが一次小説に流れたのと、
課金次第で無双出来るソシャゲ普及の影響が定説だが、俺は主役無敵故の安心感与える意味では、水戸黄門、暴れん坊将軍、遠山の金さん等の勧善懲悪時代劇も遠因と睨んでいる。
(鬼平はなろうより刑事ドラマに近い)
俺は深夜アニメで何となく見ているが、憧れも共感も出来ない、やれやれイケメンチートハーレム嫌いである。
(あさぎりや蚩尤レビュー時、批判したタイプの文武両道がこれ)
オーヴァーロードのアインズ・ウール・ゴウンは魔王、幼女戦記のターニャ・テグレチャフは容赦無い魔法軍人故に、加藤みたくダーク系主役で悪役カウント出来るが、アニメ全話見ても好きではないので書かない。
なろう主役では、神様から才能貰わず、努力のみでチートになり、ハーレムでなくヒロイン一途で、周囲には引かれている素手格闘家の、空手バカ異世界の空手家。
魔法?そんなことより筋肉だ!(略称筋肉だ!)のユーリが熱くて憧れて好きなのだが、
この二作は映像化されてないので、なろう読者層にはやれやれイケメンの方が人気なのだろう。
(筋肉だ!の死神を悪役レビュー書くのも考えたが、映像化してないし、ネオ富野監督が画像検索難航するので辞めた)
なのでアニメ化なろうでは、女性主人公なら無双しても抵抗感無く、ハーレムでも大体百合だから好きである。
痛いのは嫌なので防御に極振りしたいと思います。(略称防振り)のメイプルは、黒い鎧と吸収能力有る盾や毒液噴射、怪獣化など限り無く悪役ぽい能力だが、本人はゲーム楽しんでいるだけの善良な女子高生に過ぎない。
周囲にも引かれてはいるが、悪評は立っていないのでダーク系主役ではない。
なので安藤以上に悪役に含むか微妙だが、「悪役」令嬢と銘打っており、転生前主役の野猿(木登り得意な女子高生なだけで人間)が、悪役と認識している、乙女ゲーの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(通称はめふら)の主役で、
チートでないが努力家のカタリナ・クラエスを書く事に決めた。
なのでこのレビューは、「なろう系とは何か?」なだけでなく、「悪役とは何か?」と言う根本的な疑問も追求して行きたい。
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