六星竜一(金田一少年の事件簿)

5/5

22人が本棚に入れています
本棚に追加
/213ページ
《六星竜一の名言集》 「ぼ・・・・・僕には結婚してしまう彼女を引き止める力はない。で、でも一目会いたくて・・・・・」 ↑まだ小田切進を演じてる時の台詞。殺人どころか格闘技すら出来なさそうな気弱さは完璧な演技力あってこそだろう。 ちなみに金田一は公式ガイドブックにて「オレは教師ってのは嫌いだが小田切は嫌いじゃなかった」と発言しており、非常に優しい人物を演じていた事がわかる。 「こ、これ以上若葉を傷つけないでくれ!そんな事はもうたくさんだ!俺は・・・・・俺は・・・・・」 ↑若葉が殺された(正確には六星が殺したのだが)翌日、死体を司法解剖するという俵田刑事に対して。よく見ると小田切進を演じてる時の彼は一人称が僕なのに、この時は本来の一人称である俺になっている。おそらく、この台詞は彼の本心なのだろう。 「母さんはこの日のために様々な殺人術を俺に仕込んだ。そしてあの日・・・・・最後の仕上げに俺に自分を殺させたんだ」 ↑自分の母を自分で殺した事を語る六星。徐々に瞳孔の開きと狂気の表情が増加していく。 それにしても六星の母親は教会で普通に暮らしてたと思うのだが、殺人術なんて教えられたのだろうか・・・・・ やはり、裏社会の人間と何らかのつながりが?とつい邪推してしまう。 「あれから俺は何人殺しても何も感じなかったよ!!そう・・・・・『あの日』から俺は殺人マシンになったんだ」 「人の心を持たない怪物(七人目のミイラ)にな・・・・・!!」 ↑自分の母親を母親の指示通り殺した事を語りながら。この台詞からすると、事件前に余罪がある可能性もある。 しかし、後の展開を考えると、この台詞はやはり彼が自分に凄まじい暗示をかけていたのではないかと思えてならない。 「そうさ、人殺しなんてハエやゴキブリを殺すのと同じさ。ちょいとナイフをひねりゃあっという間だ」 ↑彼にとっては殺人は害虫駆除と同じ。だがこの台詞は個人的には人間の感情を押し殺している感じがする。 母親が死んだあとは、彼自身が彼に洗脳を施していたのではないだろうか? 「それから風祭サンよ。母さんがあんただけは殺すなと言ってたから一応見逃してやるぜ」 ↑六星が単なる快楽殺人者ではない事が垣間見える台詞。詩織は息子である竜一に父親である風祭を殺させたくなかったのか、やはり愛し続けていたのか。それとも逆に、愛憎渦巻いていたからこそ苦しめる為にあえて生かそうとしたのか。 真実は分からない。 「まぁとりあえず・・・・・死ねよ」 ↑犯人バレしたにも関わらず、警察官相手に優位に暴れた挙句、探偵の前で堂々と最後のターゲットを射殺。後にも先にもこんな犯人はいない。 「自分が殺されるとも知らずにバカな女だ。妙なTVドラマの見すぎじゃねぇか?」 ↑人質になって連れ去られた美雪に若葉をそそのかしたのかと問われた際の返答。筆者は真田広之主演の「高校教師」の事かと思ったのだが、どうやら「高校教師」は本作の後らしい。 「お前は用済みだ。ジャマするなら死んでもらうぜ!」 ↑いきなり木の棒で襲いかかってきた美雪に対して。考えてみればそもそも六星にはもう美雪を生かしてそのまま連れている必要はない場面である。何だかんだで最初から適当に殺したりしない辺り、無関係な人間を無闇に殺さないという事だろう。 やはり彼も人間なのだ。 「バカな女さ・・・・・騙されてるとも知らず、この俺を本気で愛してたんだからな・・・・・ 本気で・・・・・命懸けで・・・・・こんなろくでもない男をよ・・・・・」 ↑若葉の想いは伝わらなかったのかと怒る金田一に対して。笑みを浮かべながらも涙を流す様は金田一達をも戸惑わせた。 「嘘だ・・・・・う・・・・・」 ↑風祭に撃たれ、実は父親だったと知らされ死んでゆく時の台詞。母に殺人マシンとして生きていくように洗脳され、最後には父に射殺される・・・・・彼は自分の人生も歩めぬまま悲しい最期を迎えた。image=restricted_page_image.png
/213ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加