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《大神博士の名言集》
「私の決めた基準タイムをクリア出来ないマシンは消滅させる事になっている」
「そんな遅いマシンは存在する価値がないからだよ」
↑大神博士がスカウターでタイムを測ったところでスイッチを押し、コースの床を抜けさせてマシンを溶岩に落としたところを見て激怒した星馬兄弟。そんな2人に淡々と説明する大神博士のマッドっぷりが映える一幕。
「ミニ四駆は速さこそが全てだ。研究の材料にもならないマシンなど邪魔なだけ、ゴミ以下だ」
↑研究所の溶岩はゴミ処理場も兼ねているという事か。贅沢なゴミ処理場である。
「真のセイバーはこのプロトセイバーJBのみ。土屋の作ったインチキマシンとは違うぞ」
↑プロトセイバーJBは腕に装着したリモコンでレース中にセッティングを変える事が可能。そんな自作インチキマシンを棚に上げて土屋博士を見下す大神博士。
「ふふふ、よく見つけてくれたな褒めてやろう。空力を究極まで利用した最強最速のマシン、それがプロトセイバーJBなのだ。真のセイバーの力を思い知ったか?」
↑リモコン操作により、ウイングの形状もある程度変えられるプロトセイバーJB。その挙動により背後に空気の乱れを及ぼせる事を突き止めた烈に対する台詞。
皮肉で言ってはいるが、わりかし敵でも素直に実力を認めるところもあるようだ。
「大人しく負けていればいいものを…!やれ、J!」
↑大人気ない大神博士シリーズ①。勝ちが脅かされそうになると一気に潰しにかかってくる性格のようだ。
「遅かったな土屋。今ちょうど貴様のマシンがただの玩具でしかない事を証明したところだ」
↑駆けつけた土屋博士を挑発する大神博士。そりゃあリモコン操作できるメカニックミニ四駆なんて玩具とは称しにくいけどさ…
「おまえ達もミニ四レーサーならJBのスピードを手に入れたいとは思わないか?土屋の玩具など捨てて私のもとに来い!そうすればJBと同等のマシンを与えてやろう」
↑Jとの再戦を望む星馬兄弟を勧誘する大神博士。何やかんやで星馬兄弟の実力自体は認めているという事か。
「マシンなど放っておけ!死にたいのか」
↑溶岩に落下していく愛車を救おうと降りて行く星馬兄弟に対しての台詞。さすがに子供に研究所で死なれても困るのだろう。
「何をしているJ!しっかり狙え!粉砕しろ!」
↑大人気ない大神博士シリーズ②。新たにVマシンを手に入れた星馬兄弟の躍進に焦りを感じたのか、それまで比較的余裕のある態度だった大神博士が徐々に焦っていく様にこちらまでハラハラしてくる。
「フン、泣かせる兄弟愛だ。ならばまずは貴様から吹っ飛べ!J、最大級の空気砲をおみまいしてやれ!」
↑狙われたVソニックを庇う豪のVマグナムに対する大神博士の指示。しかしVマシンには空気砲が通じず、結局JBは逆に海に落ちて敗北する事に。
「莫大な予算と時間を費やしておまえ達を世界各地から集めたのは他でもない。この私の手足となってミニ四駆の世界最速を極めてもらうためだ。これからは世界最速の栄光を目指して人に勝つ事だけを考えろ。いいか、負けはない。負けは終わりだ」
↑Jの過去の回想から。まだ幼いJも含め、自分の野望の為に少年たちにスパルタ教育を施す大神博士。妻子ほっぽってこんな事に熱中してるなんて…
「なぜ応援なんかする!?あいつは貴様達のマシンを破壊したんだぞ!恨みはないのか!?」
↑海に落ちたJBを走らせるものの、内部メカが故障したか後続車に抜かれていくJ(リモコンはJが自ら破壊した)。しかし果敢にゴールに向かう姿を応援するリタイヤ者達に大神博士は驚愕する。
リモコンを破壊したJはもう立派なミニ四レーサーなんだという少年達の言葉に、大神博士は背を向けるしかなかった。
「まだ私のマシン開発は終わったわけではない…!覚えていろ…!」
↑JBは敗れた。だが、この言葉で大神博士の再登場を悟った私はテンションが上がりましたとも、ええ。
「私が命令するまで勝手なマネは許さん!今度勝手なマネをしたらマシンを取り上げるぞ!」
↑大神博士の指示が出る前に無断でビークスパイダーで荒し回る沖田カイに注意する…のだが、当のカイ本人は無視して去っていくのだった。
「フフフ、ようやく車検制度の廃止か。GJCのオフィシャル共も少しはマシになってきたようだな」
↑勘違いされがちだが、車検制度を廃止したのは大神博士の力ではなくオフィシャルが勝手にやった事である。つまり大神博士は運も良かったという事か。
「今日を境にミニ四駆が変わる。貴様のやってきた事が全く無意味だったという事がわかる。こいつらがそれを証明してくれるだろう」
「覚悟しろ土屋。今度は貴様がこのミニ四駆界から去る番だ」
↑プロトセイバーを量産し、5人の選りすぐりのモブ達に与えた事を誇示する大神博士。5機のプロトセイバーはJBより強化されてるらしいが、所詮やられ役なためかとてもそうは見えない。
「役立たず共め!貴様達はリタイヤだ!」
↑サマーレースにてビリからスタートしたVマグナムを止められなかったプロトセイバー戦隊のマシンをスカウターで爆破する大神博士。この作品ではスカウターではなくミニ四駆が爆発するようだ。
これについて責める土屋博士だが、当の大神博士は「私が何かしたか?変な言いがかりはやめろ」とあくまで誤魔化す。
「土屋のオンボロマシンにしがみついてる連中だ。カイ、土屋の時代は終わったんだっていう事を奴らにとことん思い知らせてやれ!」
↑トライダガーXを破壊されたリョウのカイへのリベンジの為、大神研究所に乗り込もうとする主人公側。何だかんだでビークスパイダーに敵がいなかった時代、大神博士が天狗になっているのが分かる。
「なるほど。マシン形状が強力なジェット効果とダウンフォースを生み出している。土屋にしては上出来だ」
↑リョウの新マシン、ネオトライダガーZMCの走りを見ただけで冷静に分析する大神博士。この辺は流石と言ったところか。
「馬鹿な!ビークスパイダーの空気の刃をものともせんとは…!ま、まさか土屋のヤツ、鉄心が開発したあの…!」
↑ネオトライダガーZMCにはビークスパイダーの空気の刃が通じなかった。そのボディ素材を推理する大神博士だが、あくまで土屋博士1人で開発出来るわけがない!と焦る(まぁ実際土屋博士1人じゃ無理だったわけだが)。
ちなみに鉄心とか呼び捨てにしてるが、本人の前では頭が上がらない。
「その部屋に何の用だ。そこはトレーニング用のコースだぞ」
「忘れたのか?おまえは負けたんだ。負けたヤツに用はない!」
↑沖田カイがコースを使おうとした際に制止する大神博士。負けた者はとっとと切り捨てようとする冷酷さが見える。ちなみにこの後出てきたゲンのブロッケンGも大した戦果をあげられなかったため、同じような事を言って負け犬扱いしている。
…まぁ部下が少ないからかまた頼る事になるが。
「ようこそ、ミニ四駆バトルレーサーの諸君。君達の為に用意したこの特別コースに驚き給え」
「一見何の変哲もないオーバルコース。だがその秘密は中央の擂鉢コースにある。バトルレースを盛り上げる強力なトラップ!これがサンドトルネードコースだ!君達のファイトでこのトラップは通り抜けられる筈だ。健闘を祈る!」
↑大神博士がわざわざ設けたバトルレース大会、大神スペシャルの開会式での演説。この為だけに竜巻を発生させる装置を開発し、コースに設置している。
いったいいくら費用がかかったのか。そのせいもあってかノリノリである。
「貴様は部下の教育も満足に出来んと見えるな。まあいい、要件を言おう。10年前に岡田鉄心が作った試作型のミニ四駆。あれは今どこにある」
↑土屋博士を嫌っているとはいえ、用がある時はわざわざ電話をかける大神博士。いきなり電話をかけてきてこの物言いである。
「ならば岡田鉄心は今どこにいる!」
「知らんはずがない!貴様が鉄心と組んでZMCを作った事は間違いないのだ!貴様1人で作れるわけがないからな!」
「ぐぬぬ…土屋!貴様の時代は終わったんだ!それをよく覚えておけ!!」
↑いきなり電話してきて言いたい放題である(土屋博士の部下も怒っている)。この際土屋博士は殆ど「知らん」しか言ってないのだ。
ちなみに大神博士はわざわざペイントで描いたシャイニングスコーピオンの図面をネットで公開して実物を募集している。
「このフォルムのフルカウルなら上手くいくぞ!どんなマシンもぶち壊してやるフフフ…」
↑レイスティンガー開発中の大神博士。1人でニヤニヤしながらマシン製作に取りかかる姿はまさに少年の心を忘れていない証と言えよう。
「くそ〜…鉄心め、こんな傍に住んでやがったのか。それにしてもどこに消えやがったんだ。」
「こ、これは!つ、ついにZMCを手に入れたぞ。これだけあれば充分だ。ハッハッハッハー」
↑再三言うが、本人がいないとこでは呼び捨てである。それにしてもマシン製作が捗らず、追い詰められていたとはいえこのテンションの上がりよう、こちらもワクワクしてくるぜ!
「土屋の息の根を止める為に公式レースで奴等を完膚なきまでに叩きのめさなければ意味はないのだ!」
「私のマシンが表彰台を独占する。土屋に勝つというのはそういう事だ」
↑決勝大会であるSGJCにおける自分の計画を部下達に語るシーン。ぶっちゃけ「知るか」と言いたいところだが、何だかんだで従う部下達は偉い。
この辺りからコースの見取り図を部下に配布したり等ちょっとセコい手を使うようになるが、レイはあっさりと見取り図を踏み捨てました。
「何か飲み物をお持ちしろ!冷たい物はダメだぞ!」
↑ソニックを改造したい烈を連れてやってきた鉄心先生が何か飲ませろというので、部下に通話してこう指示する大神博士。やはり本人の前ではかたなしである。
「なるほど、ついに私のマシンの素晴らしさに気付いたという事か」
「いいだろう。(研究所を案内してやるから)ついてこい」
↑マグナムに勝つ為に大神のマシンを研究したいという烈の申し出に、意外にも快く承諾する大神博士。何だかんだで子供が土屋博士ではなく自分に頼ってきたのが嬉しかったのだろう。
その後もリモコン内蔵やトラクションコントロールシステム等をすすめてくる(ほぼスルーされたが)。
「そこで何をしている!レイ、私のマシンに手を加える事は許さん!」
↑鉄心先生に「おまえさんはこのマシンに満足しとるのか?」「自分で改造でもしてみたらどうじゃ。それも面白いぞ」と言われ、それまで自分でマシンを改造するという事自体考えた事もなかったレイはレイスティンガーに手を加えようとする。それを発見し、激怒する大神博士。
大神博士はあくまで自分が開発、改良したマシンを勝たせたいのだ。子供達が改造したマシンで勝つという事はある意味土屋博士の「マシンを動かし、育てるのは子供達の役目」という思想通りになってしまう。認めるわけにはいかないのだろう。
「言う通りにしろ!今度のレースは入賞出来なかったじゃ済まされんのだぞ!」
↑カイ、レイと違いSGJCへの出場権がないゲンを出場させる為、出場権を賭けた大会を権力をフル活用して開催する卑怯な大神博士。さすがに卑怯だという自覚があるのか、何としてもゲンを入賞させる為、コースの最短ルートを覚えさせようとする。
「ぬあああッ!馬鹿者がぁ!なぜこれだけのチャンスを与えてやったのに3位にも入れんのだァァッ!」
↑わざわざブロッケンGをGJKに出場させる為にレースを設けたのにゲンやプロトセイバー戦隊の面々の失態に我慢出来なくなった大神博士はモニターをケーブルがちぎれるほど引っ張る。やはりストレスで禿げたのかもしれない。
ちなみに結果はブロッケンGとブラックセイバーの同着3位だったので、大神博士の目的は達成できた。
「言う通りにしろ!おまえをSGJCに出場させるのにどれだけ苦労したと思っている!貴様1人が犠牲になる事でカイとレイ、そしてRの誰かが勝利出来るのだ!これがチームワークというものだ…!」
↑SGJC一回戦でブロッケンGを犠牲に土屋派のマシンをスタートさせない作戦に出る大神チーム。考えてみると、大神派が4人なのに対して土屋派は8人もいるので、理にかなっていると言えなくもない。
「レースが実行不可能になったらどう責任を取るおつもりですか。鉄心先生がどうしてもやりたいと仰るからBセクションのコース設計をお任せしたんですよ!」
↑二回戦はまさかの雪山クロスカントリーコース(鉄心先生が考えた)。前日にかなり吹雪いてしまい、心配になる大神博士。しかし、鉄心先生はいつも通り飄々と大丈夫じゃろの一点張りだった。
個人的には大神博士と鉄心先生のやりとり全般が大神博士が掻き乱されてる感じがして好きだ。
「ゲン!バトルパーツを外してどうする気だ!?」
↑SGJC二回戦にて、徐々に相手マシンの破壊よりも1位になる事が目的に変わっていったゲンはブロッケンGに装着されていたバトルパーツを破壊しだす。バトルパーツを外して軽量化する為だ。
結果、ゲンは見事1位になったのだが、大神博士の思想から外れた勝利だった為か、大神博士は納得のいかない様子で歯軋りしていた。
「なっ…何をしている!走り続けろ!私のマシンでおまえはウィナーになれるんだ!」
↑最終セクションにて、豪の放った「大神のマシンをただ走らせてるだけ」「自分の育てたマシンで勝つから楽しい」の言葉に、かつて鉄心から言われた「大神のマシンをただ走らせてるだけで楽しいのか?」を思い出したレイは、トップを走っていたのにマシンを止めてしまう。
焦った大神博士はこの台詞を言い放つも、レイに届く事はなかった。レイはレイスティンガーの針を外し、遅れてきた豪に合わせて再スタートする。一騎打ちに挑むのだった。
結局、カイやレイは大神のいう「私のマシンでウィナーになれる」という事に興味がなくなっていったのだろう。バトルレースよりも普通に走らせてライバルに勝ちたい、自分の育てあげたマシンでレースしてみたいという気持ちが大神の思想を乗り越えてしまったのだ。
最終的に、この最終セクションは作中で一度でもバトルレースに染まったキャラクターは1人もゴール出来なかった(改心したJや黒沢でさえもリタイヤ)。実力では劣っている次郎丸やまこと君も、ひたむきにスピード勝負の世界を楽しんできたからこそ完走してゴール出来たのだ。
こうして、無印ではバトルレースが真っ向から否定され、大神博士は出番を終えていくのだ(まぁまた出てきちゃうんだが)。![2437a16e-16fa-4c45-a526-eb96d80d5634](https://img.estar.jp/public/user_upload/2437a16e-16fa-4c45-a526-eb96d80d5634.jpg?width=800&format=jpg)
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