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《明神太郎の名言集》
「君はこのバトルに足を踏み入れたこと…後悔してるんじゃないの?」
「君、このバトルのせいで多くの才がなくなって辛い毎日過ごしてるって聞いたっスよ?」
↑最初の頃はちょっとイイヤツっぽく見せていた明神。しかし冷静に考えるとこんな情報をどこで掴んだのかという事、そしてあくまで勧誘の為にこんな事言ってるんだという怖さが凝縮されている。
「あ、そうだ植木くん♡あんまり目立つ事すると、十団じゃ本当に死ぬからね」
↑笑顔で恐ろしい忠告をする明神。ここの顔は笑ってるけど中身はそうじゃない感がたまらない。
「植木くん…君…」
「あんまり十団の規律やぶるなっス…次からはロベルトへの反逆と見なすっス…」
↑それまではあくまで笑顔を絶やさなかった明神がついに苛立った場面。ここから「もしかしたら悪いやつじゃないのかも?」という幻想は破られていく事に。
「ロベルトは能力を使う度に、自分の寿命を一年削ってるからっス!!」
↑植木になぜロベルトはわざわざ十団なんかをつくったのか聞かれて。この時の黒い笑顔を見ると、場合によってはロベルトにも付け入る隙があると考えていたのだろうか?
「んー!!!やっぱりマルコの料理は最高っス!」
↑悪役にも腹ごしらえが必要なのだ。マルコのバーベキューを食べながら御満悦な明神。ちょっとカワイイ。
「マルコは自分の料理にホコリを持ってるっス!その料理を侮辱しようものなら……例え仲間だろうと殺す人っスよ!」
↑実は団員メンバーで明神が唯一ビビっていたのがマルコ。彼等はまだ中学生なのに怖すぎだろう…
余談だが、マルコはスープをアレッシオにかけた事で植木を憎んでいたが、先に料理を台無しにして植木を挑発したのはアレッシオの方である。マルコはその件についてはどう思っていたのだろうか。
「ロベルト十団の裏切り者を始末するんスよぉ」
↑集会所に戻り、十団メンバーを足止めしようとする鈴子を奇襲する明神。わざわざ「ニコォ」という効果音まで添えられたシーンである。
「さっさとそこをどくっス。さもなきゃ鈴子さんを……コロス……っスよ?」
↑今度は「ニタァ」という効果音が。明るい笑顔から黒い笑顔の使い手になっていく明神。やはり悪役の常套手段である人質をとっているのもポイント高い。
ちなみに個人的には殺すではなくコロスってとこがダイターン3っぽくて好き。
「どんなに頑強なダムだって…一片のヒビから決壊するモノっスよ」
↑テンコのバリアにレーザーで穴を空け、ベッキーに攻撃させる明神。さすが中一!物知りである!
「あーあ!せっかくキレーな髪なのに。ズタズタっスね鈴子さん!でもショートも似合ってるっスよ♡」
↑鬼の「竹光を大狹に変える能力」にやられ、髪を斬られた鈴子に対する台詞。女の命とも言える髪をやられた姿を嘲笑する明神は、女性にとっての屈辱を熟知しているともとれる。
「オイラを鬼やベッキーと一緒にしない方がいいっスよ!あの二人は所詮オイラの持ち駒にすぎないんスからね!」
↑腹のうちでは味方すらも見下していた節が明らかになった瞬間。そんな二人と共に敵を痛めつける姿はある意味十団の本質にかなっているとも言える。本来、明神のように人数で袋叩きにするのが十団のやり方のはずだろう。
「これだけは使いたくなかったっス。これはこのバトルにおいて最大のルール違反…。これがバレたらオイラの神候補は地獄行きっスからねー…」
「光栄に思ってくださいっスよ?この技を見せるのは君が最初なんスから」
↑切り札である二つ目の能力を発動しようとする明神。負けるくらいなら反則をしようというなりふり構わない様子が出ている。
それにしても自業自得とはいえ明神の神候補達は気の毒である。
「あれ?もうダウンっスか?せっかくジワジワ苦しめて少しずつ殺してあげようと思ったっスのに♡」
↑悪役にありがちな「ジワジワ苦しめる」をやっていく明神。まぁ明神の場合好きでジワジワ苦しめるというより、一瞬で決着をつけるほどのパワーがないだけだが…
「オイラと対等に渡り合えるのは宿敵の…佐野清一郎くらいっスね」
↑後に植木の仲間になる佐野をライバル視していたのが明らかに。だが、当の佐野本人にはあまり相手にされていなかったようだが。
「今のは単なる威嚇っス!でも…また今みたいな盾みたいな技を出したら…今度こそその隙に鈴子さん達を殺すっス!」
↑盾の神器「威風堂堂」で丸ノコを弾き飛ばすも、明神がそれを見逃すはずがなかった。再び人質をとり、植木を追い詰めていく。
「ほ…本物のバカっス!!鈴子さん達を見捨てちゃえば自分は助かるのに!!」
↑鈴子達を人質にとられ、盾を封じられた植木は絶対に防御しないと逃げ回る。そんな果敢な姿をこの台詞で切って捨てた。
「知ってたっスか?ロベルトの言う「世界を消す」ってのは……今の世界の政府の法律を消滅させるってコトっス!!!そして十団メンバーは、その後ロベルトが新しく作る十の国を、一つずつもらえるっス!!!」
「理想の地位とは…その世界で好きなことを自由にできる王の地位っス!!!」
「でも、他人のために自分を犠牲にしたり……最後のつめをおこたるようなマヌケな君は……所詮王の器ではなかったんスねー!!(アハハハハハハハハハハハハハハ)」
↑このバトルのクライマックスと言わんばかりに急に語り出す明神。テンションマックスで語っているが、明神の言う理想の世界ってどんなのかが気になる。ロクな世界じゃないんだろうが…
「キミを十団に入れちゃったのはオイラの失敗!!こうなったらロベルトに気付かれる前にキミには死んでもらって…そしてオイラは王様になるっス!!」
↑この台詞から明神の最後の攻撃、そして決着までが流れるように展開されていく。
…ちなみに後にロベルトから語られるのだが、十団に理想の地位を与えるなんてのは嘘である。ロベルトは本当に人間を消滅させる気だったので、理想の地位もクソもないのだ。更に、気付かれる前にと言っているがロベルトにはバレバレである。明神は完全にロベルトの手の上で転がされていたピエロなのだ。
その小物臭さが魅力でもあるのだが。
「(テメエみてえなクソガキに、オイラが負けるかぁあー!!!)」
↑植木との撃ち合いの際、咥えた指から出血するほど歯を食いしばりながら。それまで滅多に開かれなかった明神の目が開かれたシーンで、明神の黒い部分が最後の最後で出たなと思った台詞。植木とは同じ学年だが、甘ちゃんや凡人等の意味も込めてのクソガキ呼ばわりなのだろう。
結局、明神は負けてしまうのだが、それからもたまに基準として名前が出続けた(ある意味フリーザポジである)。
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