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《ゴルベーザ四天王の名言集》
《スカルミリョーネ編》
「フシュルルル…」
↑スカルミリョーネは特徴的な笑い声(?)を発する。どこから発声しているのか気になるところ。
「私は…死の水先案内人…ゴルベーザさまの四天王…土のスカルミリョーネ…。私の可愛いアンデッド達の…餌の時間だ…!」
↑こうして名乗った瞬間戦闘が開始されるので、セシル達との会話や因縁はあまりなかったりする。このスピーディーな展開をしつこくないと見るか簡素と見るかはプレイヤー次第だろうか。
「ううッ!体が崩れていくうううッ!!」
↑フード状態のスカルミリョーネが敗北した際の台詞。ダメージを受けすぎて体が崩れたという事なのだろうか。実際に想像するとちょっと怖い。
「フシュルルル…よくぞ私を殺してくれた。死して尚、恐ろしい土のスカルミリョーネの強さ…ゆっくり味わいながら、死ねえ!」
↑死んだかと思いきやまさかの復活を遂げるしぶとさ。しかもさりげなく橋を渡ろうとするセシル達を背後から襲う形をとるという卑怯さも見せる。
「正体を見た者は生かしてはおけぬ。 崖から突き落としてくれるわっ!」
↑よほど正体を見られたのが嫌だったのか凄まじい殺意を見せるスカルミリョーネ。
ただ、わざわざ戦闘開始時にこの台詞を言うのだがおかげでこれが1行動と見なされてしまっており、せっかくバックアタックをしかけたにも関わらず先手が取れないという状態になっている。まぁあくまでバックアタックはセシル達の陣形を崩すためにしかけたのかもしれないが。
「ガスを吸って、生ける屍になるがいい!」
↑ファイア系魔法に反応してガスを出してくる。…と思いきや、どうやらこれは「のろいのうた」が使われているらしい。ガスじゃないじゃないか…
ちなみにこれを喰らったら全体がスロウ状態になるのだが、メッセージ等が出ない為何のデメリットを喰らったのかが初見では分かりにくい。
「おのれ…この私がきさまら如きに…!
グ…パァー!」
↑あえなく自分が崖から落ちていくスカルミリョーネ。それにしてもなかなか秀逸な断末魔である。アクセントが気になるところ。
《カイナッツォ編》
「バロン? クカカカカ…誰だそいつは? おおそうか、思い出した。 確かこの国は渡さんなどと言っていた、愚かな人間か。そいつになりすましていたんだっけなあ、俺は…ヒャアッヒャッヒャッ!」
↑あまりにテンションが上がりすぎて自白同然に様々な情報を教えてくれるカイナッツォ。つまりはコイツが今まで国を動かしていたという事になるが、失礼だがあまり知能的ではなさそうである。補佐だったベイガンが優秀だったのだろうか?
そういえばカイナッツォには変身能力もあるようだがあまり注目されない。
「会いたいか?王に会いたいか?俺は、スカルミリョーネのように無様なことはせんぞお。何しろあいつは、四天王になれたのが不思議なくらい弱っちい奴だったからなあ。 グヘヘヘヘ!」
↑この台詞を見た時はかなり警戒し、身構えた…のだが、戦ってみると実にあっさり勝ててしまったという凄まじい拍子抜けっぷりを発揮してくれた。まさに、あいつは四天王の中では最弱(ドヤァ)な台詞だが、このビッグマウスっぷりと弱さの落差が絶妙なインパクトを与えてくれる。
「クカカカ…この俺さまを倒すとはなあ。 だが、俺は寂しがり屋でな。クカカカ…死して尚凄まじい、この水のカイナッツォの恐ろしさ、とくと味わいながら死ねえ! 先に地獄で待っておるぞお!ヘエッヘッヘッ!」
↑王の間の前の待合室にてカイナッツォのトラップが発動。壁が両側から迫り、セシル達を潰そうとする。ぶっちゃけ最初からこれをやってれば仮にセシル達を潰せない(パロムとポロムが正史通りブレイクで防いだと仮定して)としても戦力をかなりダウンさせられるのでもっと善戦出来たのではないだろうか?
余談だがこの壁が迫って双子魔道士が防ぐ場面は後にFFIXのCMにも一部映像として使用されている。
《バルバリシア編》
「ほっほっほほほ…ゴルベーザさまに手傷を負わせるとは、お前たちを見くびっていたようね!」
↑またしても独特な笑い。むしろオホホホホホとかのが清々しいのに歯切れが悪い。
「カイン。お前も寝返ったようね。 それだけの力を持ちながら!」
↑カインに惚れていたという設定があるやらないやら言われてるバルバリシアからすればカインの実力はいやでも無視できなかったという事か。そういえばカインはゴルベーザに操られていただけで強化された等の設定はない。そう考えると少なくとも暗黒騎士時代なら実力はカイン>>セシルという事になる(精神状態的な問題もあったのかもしれないが)。カインは北斗の拳のシンみたいに無理矢理セシルからローザを奪おうとしなかっただけ男らしいのか。
「なれなれしく呼ぶでない!こんな事なら、お前もローザも消しておくべきだったわね。 だが、メテオの使い手ももういまい。皆揃ったところで、仲良く葬り去ってやろう!」
↑またしてもスピード戦闘突入である。そして何だかんだで死んだテラをかなり警戒していた事が分かる。まぁ確かにテラがいればカイナッツォ同様、いくら竜巻形態をとろうがバルバリシアも秒殺だった可能性が高い…と言いたいとこだが、竜巻状態なら魔法防御がカンストしてるらしいのでそんなに警戒する事もないと思うのだが…
「カイン、きさま…! この私を倒しても…最後の四天王がいる!このゾットの塔諸共…消え去るがいい!!」
↑四天王恒例の死んでから仕掛けてくる盤外戦術。バルバリシアの場合は味方側にまったく被害が出なかったため、あまり印象に残らない。しかし塔を破壊できるならさっさとやれば良かったのではなかろうか。それとも風のバルバリシアを名乗りながら、塔を崩壊させてから脱出できないという事だろうか?
《ルビカンテ編》
「案ずるな。忍術とやらを使うエブラーナの城は、既に落ちた。 留守は預けたぞ」
↑初登場時はセシル達とは会わず、そのままワープしてしまう珍しい四天王、それがルビカンテなのだ。
だが、性格が180度違うルゲイエなんかに留守を預けるあたり他人の腹のうちを見る才はあまりないのか。それともルビカンテ的には気付いてはいるがどうでも良かったのか。まぁルゲイエが変な人体実験とかしてるのを察していたので、止めるつもりはないがヤツがクズだとは知っていたのだろう。
ダイの大冒険に例えるならルビカンテ→バラン+クロコダイン÷2でルゲイエはもろにザボエラだろう。
「何だ、その哀れな術は…炎はこうして使うものだ!」
↑忍者エッジが単身ルビカンテに挑む。しかし、彼の放った火遁はまったく通用しない。あっさり返り討ちにあうのだった。これがルビカンテの十八番「かえんりゅう」の初披露シーンである。
「確かに自信を持てるほどの強さだ…しかし この私には、まだ及ばぬ。腕を磨いて来い! いつでも相手になるぞ!」
↑四天王にしては珍しく、見どころのある相手は殺さずに生かし、チャンスを与える。甘いと言えばそれまでだが、他の四天王とは違った武人肌タイプなのだ。
「ルゲイエの奴め、勝手なマネをしおって…!」
「王と王妃を魔物にしたのは、ルゲイエが勝手にしたこと…その非礼は 詫びよう…私は他の奴らと違って、正々堂々と戦いたいのだ」
↑エッジの両親を改造し、魔物に変えて襲わせたのはとっくにあの世にいったルゲイエだった。その怨念が残っていたという事なのか。いずれにしろ、ルビカンテは悪くないのだがエッジに怒りをむき出しにされてしまう。
ちょっと可哀想でルビカンテに同情してしまう一幕である。
「私は、お前のように勇気ある者は好きだ。…しかし そういった感情に振り回される人間では、完全な強さは手に入らん。永遠にな」
↑裏設定ではかつてすべての魔法をきわめ(特に炎属性)試練の山に挑み、しかしズタボロになったところをゴルベーザに救われて魔物に改造されたという。彼は人間である事に限界を感じ、その強さには限界が訪れる事を嘆いていた時に生まれ変わったのである。
なんか鬼滅の刃の世界観だと自分から鬼になりそう。
「ほう…怒りというものは、人間を強くするか。だが私の炎のマントは、冷気すら受け付けぬぞ!」
「さあ、回復してやろう! 全力でかかって来るがいい」
↑なんとこちらを全回復してくれるだけでなく、自分のマントの秘密すら教えてくれる親切なルビカンテ。
あなた四天王向いてないんじゃない?
「そうか…その手があったか…弱い者でも…力を併せるという手が…。見事だ!ゴルベーザさまも手を焼かれたわけだ。 お前たちは立派な…戦士だった!さら…ばだ!」
↑セシル達に倒され、素直にその事実と彼等の強さを称え、消えていく。他の四天王は死んでも背後から襲撃、壁で圧死させる罠、塔を崩壊させて道連れにしようとする等と悪役の名に恥じない卑怯さを披露したが、ルビカンテはそれらとはまったく違った。
ぶっちゃけあまり悪役図鑑に書くべき人でもないのかもしれない。
…クリスタルルームに仕掛けてあった落とし穴を仕組んだのはきっとこの人じゃないと信じたい。
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