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「美羽?」
妄想にふけっていら、雄聖がシャワーを終えたらしい。
振り返ると上半身裸で、腰にタオルを巻きつけただけの姿の雄聖がいた。
相変わらず引き締まった男らしい身体つきに、思わず赤面する。腰骨のあたりに色気さえ感じてしまった。
「何か着てよ」
下を向いて、言った。
「何照れてるの?何度も見てるのに」
あぁ、雄聖、なんだか余裕だ。私はこんなに慌てているのに。
「いや、だって、久しぶりじゃない」
「・・・美羽ちゃんのエッチ」
にやにやして雄聖が言う。
「もう!!雄聖のばか!」
照れてしまって、そんな言葉しか出てこない。
「こっちに来てよ、美羽」
ベッドに座って、自分の膝を指さす彼。
恨めし気な目をして、雄聖を見ていたが、彼に触れたい欲には逆らえなかった。
久しぶりすぎて、自分の身体がどうなってしまうのかが怖い。
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