#48 美羽

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「美羽?」 妄想にふけっていら、雄聖がシャワーを終えたらしい。 振り返ると上半身裸で、腰にタオルを巻きつけただけの姿の雄聖がいた。 相変わらず引き締まった男らしい身体つきに、思わず赤面する。腰骨のあたりに色気さえ感じてしまった。 「何か着てよ」 下を向いて、言った。 「何照れてるの?何度も見てるのに」 あぁ、雄聖、なんだか余裕だ。私はこんなに慌てているのに。 「いや、だって、久しぶりじゃない」 「・・・美羽ちゃんのエッチ」 にやにやして雄聖が言う。 「もう!!雄聖のばか!」 照れてしまって、そんな言葉しか出てこない。 「こっちに来てよ、美羽」 ベッドに座って、自分の膝を指さす彼。 恨めし気な目をして、雄聖を見ていたが、彼に触れたい欲には逆らえなかった。 久しぶりすぎて、自分の身体がどうなってしまうのかが怖い。
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