#49 美羽

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「あ・・・」 「どうして欲しい?」 「意地悪・・・」 涙目で睨み付ける。 「美羽、言ってよ」 雄聖は余裕そうに笑う。なんだか悔しいけど・・・ 「・・・・触ってほしい」 消え入りそうな声で、でもはっきりと言葉が出る。身体の欲求には逆らえなかった。 中心に雄聖の指が伸びる。すでに潤っているそこが雄聖の指を絡み取る。 「美羽、すごい濡れているよ」 私の体液が絡みついた指を見せられる。 「美羽の味」 雄聖が指先の私を舐めとった。そのしぐさが妙に野性的でドキドキした。 「そ・・・そういうこと言わないで」 あぁ、もう、手の平の上で転がされているようで悔しい。 雄聖は、私を何度も快楽の底に突き落とす。 私の女の部分は、これでもかというくらい貪欲に、雄聖の指と舌を咥えて離さなかった。 こんな私、見ないで欲しい。 こんな欲望に忠実な私を、雄聖は何度も何度も追い詰める。 久しぶりの絶頂は、どこかに飛んでいきそうなくらいの刺激で、しばらく動けなかった。
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