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そっと引き剥がされ、押し倒されるようにして再びベッドに背を預ける。見上げるとエンが獲物を捕らえるような目で僕を見ていた。ぞくりとして、開きかけた口を思わず噤む。
僕の両腕をベッドに縫い付けながら、鎖骨に舌を這わせるとがぶりと噛んできた。
「んんっ」
痛みの中にぞわぞわとした快感に襲われる。
僕の反応をちらりと見たエンは、がぶがぶと歯を立てながら、ゆっくりと鎖骨から胸へ移動してくる。じんとした痛みと奇妙な気持ち良さに、僕はびくびくと体を小さく震わせた。
胸の突起の上で口を開けられ、一瞬そこも噛まれるかと身構える。
「あっんっ」
べろりと舐められて大きな声が漏れた。舌で転がすように舐められ、腰が跳ねる。身構えた分神経が集中していたせいか、刺激が強い。エンの舌が僕の突起を捉えるたびに、僕はだらしなく声を漏らした。
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