家族

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「「「……………」」」 「つか、図星かよ!!」 一番始めに口を開いたのは優斗だった。 「やっぱりな……」 雅人は目をほそめ、もっていた雑誌をテーブルの上に置いた。 「え~~!!マジかよ!!」 コントローラーを床に落とす広兎。 動揺を隠せないようだ…… 「女が女に………ねぇ~」 溜め息混じりで、雅人の隣のソファーに座る優斗に広兎もゲーム機を片付け、2人の前の椅子に座った。 「………どうすんの?兄貴」 「まぁ、待て!!今考え中だ!!」 「えぇ~!!俺、瑞都に彼氏が出来んのもヤダけど、彼女なんかはもっとヤダよ~!」 涙目の広兎に同感するように、雅人と優斗の2人もうんうんと首を振る。 「分かっている。瑞都は私達の可愛い弟…いや、妹なんだ!!それを、どこの誰だかも分からん奴に渡すものか!!」 「兄ちゃん…(泣)」 「よし、じゃあ今から作戦会議しようぜ!!」 「あぁ」 「おぅ」 .
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