聖なる夜の物語

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「雪だるま?」 「うん。かまくらも作って、雪合戦もしよう!」 雪遊びというものをしたことがなくて、ずっとそれに憧れを抱いていた。でも雪遊びできる相手もいなくて、そんな機会もこれまではなかった。今日を逃したら、もうずっとできないかもしれない。 雅也の願いに、サンタクロースはまた微笑んだ。 「いいよ。でも雅也くん、その格好だと少し寒いんじゃない?お外に出る上着、羽織ってからね」
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