聖なる夜の物語

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玄関の鍵を開けられない。 その話を伝えると、サンタクロースは少しの間考えてから、名案を思いついたというようにニッコリ笑った。 「雅也くん、玄関から靴を持ってこれる?できれば、雨の日とかに履く長靴みたいなやつがいいかな」 「うん、解った………」 戸惑いつつも雅也は玄関から黄色い長靴を持ってきて、再びイスの上に戻った。 「持ってきたよ。これ、どうするの?」
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