聖なる夜の物語

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サンタクロースはひとりごとのように呟いて、開けっ放しだった窓を閉めた。そして、くるりと振り返る。 「雅也くん。じゃあ、なにからやる?」 「雪だるま!」 「作ろうか」 「うん!」 笑顔で頷いた雅也は、サンタクロースと一緒に、家の前の道路に積もった雪で雪だるまを作った。 「雅也くん、雪だるま作るのは初めて?」 「うん。パパもママも、お仕事が忙しいから」
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