聖なる夜の物語

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「居るよ。でも、本当に仲のいい友だちは少ないけど」 「本当に仲のいい友だちって?」 「本音で全部話せて、ぶつかり合えて、笑い合える存在」 それは雅也には難しかったのか、首を傾げてサンタクロースを見つめた。 「それって、どういう意味?」 「雅也くんも、きっともう少ししたら解るよ」 まだ首を傾げている雅也に笑顔を向けて、サンタクロースは立ちあがった。 「できたよ、雪だるま」
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