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「寒い!でも、こうした方が雪だるまも幸せでしょ?」
サンタクロースは、そうして無邪気に笑った。
それから雅也は、サンタクロースとたくさん遊んだ。かまくらを作ったり、雪合戦をしたり。楽しい時間はあっという間にすぎていって、気がつけばもう、日付が変わる時間だった。
サンタクロースはしゃがんでいる雅也と視線を合わせるに膝を折り、優しく声をかけた。
「雅也くん。甘えることは、悪いことじゃないよ」
「え?」
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