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「んーそれは、ちょっと思い違いかな。サンタクロースはたくさん居て、雅也くんが思い描くようなおひげを生やしたおじいさんも居る。でも、私みたいな女のサンタクロースも居るんだよ」
「そうなの?」
目をぱちくりと動かしながら、ギュッとクマのぬいぐるみを抱く。
その姿は、とても愛らしかった。
「雅也くんの願いは?」
「え?」
「サンタクロースは、子どもの願いを叶えてあげられるから。雅也くんは、なにか願いごとはある?」
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