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二通目のメールには、『あなたの罪を懺悔して下さい。 5分以内にで返信して下さい』。
三通目のメールには、『五分経過した為、確保した過去の貴方から人差し指を切除しました。 今後、返信に応じない場合は5分ごとにペナルティとして確保した過去のあなたから各部位を切除ます』とか書かれていた。
中指と薬指が消えた。
ピロリロリン♪
『再送:過去のあなたを誘拐しました』
ピロリロリン♪
『ペナルティから逃れるためには、あなたの罪を懺悔して下さい』
ピロリロリン♪
『既読スルー及び入力ミスにはペナルティが発生します。 次のペナルティまで3分45秒です』
「な! なんだよ!?? なんなんだよ!??」
懺悔??
何のことだ???
過去のあなた?!
何故、指が俺の指が???
反射的に、俺はスマホを放りだす!
冗談じゃない!
だ だ れか 助けを! いや! ここから逃げないと_____!
ピロリロリン♪
ピロリロリン♪
「ひぃいいいい!!」
走って逃げようとした俺の左足が、ストンと膝まで消えた。
ピロリロリン♪
ピロリロリン♪
俺は、這いずりスマホを拾う!
『ペナルティを遂行しました』
『再送:ペナルティを逃れるためにはあなたの罪を懺悔して下さい。 既読スルー及び入力ミスにはペナルティが発生します』
「ふざけるな! 一体なんだっていん___らぁ? ふああ??? ほぉれろぉぉおおひたらぁぁあああ?!?!?」
口のあ違和感に残った指を突っ込んで探しても無かった。
おれの 舌ぃた が
「あぐうううう! あ"~~~~ううっつ! あ"あ"!!!!」
俺はスマホにくらいつき、覗き込み震える『小指』で返信をタップする。
懺悔。
懺悔ってなんだよぉおおおお!
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