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第5話 不要
ホッと胸を撫で下ろす多奈華の前に、一人のプロレスラーが扉から出てきて立ち塞がる。
なんでこんなところにプロレスラーがと思った瞬間、多奈華はプロレスラーの容赦無いビンタの洗礼を受けていた。
倒れ込む多奈華は自身の名前を呪った。
そう、自分の名前が山崎 多奈華だと言うことを。
薄れ行く意識の中で、ドッカンドッカン笑いが巻き起こるのを感じた。
うん、本当に脱獄には笑いは不要だと、改めて思い知らされるのであった。
FIN
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